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特集 名門の工房 大倉陶園 第1話
名門の工房 大倉陶園 日本を代表する陶磁器の魅力に迫る伝統の技を受け継ぎ美術品級の美しさを誇る大倉陶園を訪ねて
第1話 「良きが上にも良きものを」創業者精神に貫かれた名門ブランドの歴史
第2話 美術品に、日常に映える器に息づく陶磁器製造の大倉スピリッツに迫る
第3話 美術品の陶磁器が生まれるまで
第4話 日本が誇る高級陶磁器の数々
日本が誇る、美術陶磁器を創り出す大倉陶園は、

日本が世界に誇る一級品の陶磁器
陶器写真 ポット

大倉陶園の歴史は今から87年ほど前、大正時代にさかのぼります。大倉陶園は日本陶器合名会社(現在のノリタケカンパニーリミテド)の設立に携わった大倉孫兵衛・和親、父子により1919年(大正8年)東京の蒲田に興されました。大倉氏は、日本陶器合名会社とは別に、欧州の一流製品に劣らない高級洋食器の製造を念願し、採算を度外視しても世界最高の陶磁器を作りたい、と崇高な精神を掲げて大倉陶園を創業しました。

大倉孫兵衛氏の遺訓に『是は利益を期して工場を起こす事出来ず。寧ろ道楽仕事につき、ひとりの独業として他に迷惑を掛けぬ趣向でなければ思う様な道楽はできぬ。』とあるように、これは大倉家の“道楽”として、他には資金など一切の迷惑をかけず、私財を投じて運営するという形をとりました。 つまり、欧米でパトロンが芸術家を育てたように、本物の美術品を作るためには採算など考えるべきではない、という「道楽」という言葉に置き換えた大倉氏の美に対する愛情さらには哲学を感じます。

陶器写真 ペガサス
陶器写真 椿

また、遺訓で『フランスの「セーブル」、イタリアの「ジノリー」以上の物を作り出し度し』ともあるように、創業間もない頃の作品には、大正時代の陶磁器としては珍しく、当時ヨーロッパで流行していたアールデコのような、かなりモダンなデザインのものもあり、職人達が作品づくりに嬉々として取り組んでいた姿が目に浮かびます。 その『良きが上にも良きものを』の理念のもと、妥協しない物づくりで、他社では行なっていない高温度での本焼きや、岡染め漆蒔(うるしまき)といった独自の技法を生みだしていきました。その磨かれた技術や完成度の高さは、紛れもなく日本が誇る洋食器として、創業間もない頃から、皇室の御用を受け賜り、外務省の在外公館用食器などの特別注文が増加していったのです。



美術陶器工場
苦難を乗り越え、世界が認める陶磁器工場として今も君臨

宮内庁や外務省などからの注文に加え、さらには昭和12年のパリ万国博覧会に出品したパンチボールが名誉大賞を受賞して、欧米からも注目され出した大倉陶園。直後に始まった戦争で空襲に遭い、工場が全壊してしまうという被害を受けました。そんな苦難をも乗り越えて、昭和34年には、現皇后様のご成婚時のご調度品をお納めし、この時のご所望によって大倉陶園でおしるしの「白樺」をデザインした品は、美智子妃殿下に末永くご使用になられるものとなりました。その後は、迎賓館(赤坂離宮/昭和49年、京都迎賓館/平成17年)のご用食器や現天皇御夫妻の海外ご訪問に際してのご贈答品などに加え、昭和50年代に入ると、企業、ホテルやレストランからの依頼で再びオートクチュールの製作も盛んになりました。 長い歴史のなかで、工場設備の充実・合理化は進みましたが、現在まで大倉陶園のもの作り精神はそのまま受け継がれ、その卓越した技術と完成度の高さは、広く評価され続けています。昨年も紀宮様御成婚の引き出物「ボンボニエール」の製作を賜るなど、皇室の歩みのなかで節目節目に大倉陶園の製品が華を添えています。


大倉陶園謹製の当社オリジナル商品は



 
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