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プリンストン通信 第12回 プリンストンの夏 −ファーマーズ・マーケットみなさんこんにちは。I E Iの裕子です。前回に引き続きプリンストンの夏の話題— ◆ ウエスト ウインザー コミュニティー ファーマーズ・マーケット毎年6月から11月はじめの毎週土曜日、朝9時から午後1時まで、プリンストンの駅の駐車場で、青空市場が開催されます。 アメリカのファーマーズ・マーケットは、米農務省によると、2006年末時点で、全国約4,300箇所で開催され、10年前より82%増加したそうです。人気の秘密は、食に対する消費者の安全志向への意識の高まりだと言われています。プリンストンのマーケットも、2004年から始まりましたが、年々充実しています。市長によると、ファーマーズ・マーケットの目的は、地域の農産物を楽しむだけでなく、人が集まり、コミュニティー意識を高める「出会いの場所」だと述べています。この目的を果たすために、単に農家が野菜や果物などの農産物を直接消費者に販売するだけでなく、コーヒーショップ、焼きたてのパンやパイ、ケーキを販売するベーカーリー、ホームメードのジャムやチーズ、オーガニックのお肉や、新鮮な魚介類を提供する他に、毎週違ったミュージシャンも参加。ジャズやポップの生演奏を聞きながら、農家のおじさん、おばさんと会話をし、産地直送の味が味わえる、ちょっと粋なファーマーズ・マーケットです。毎週地元の高校のバンド演奏や、アートの展示会、有機農産物について、環境保護についての公演などのイベントも盛りだくさんにあり、「出会いの場所」としても成功しているようです。
◆ U-PICK FARM(ユーピックファーム)次にご紹介するのは、直訳すれば、「あなたが収穫する農園」です。
もちろん、アメリカでも野菜やハーブなど家庭菜園をもっている人も多いのですが、U-Pick Farmのいい点は、畑仕事は苦手だけれど、新鮮な野菜、果物が食べたい人にはぴったりです。プリンストンから車で15分くらいの郊外にある「Lee Turkey Farm」リー・ターキー・ファームは、1人2ドルを払ってカードをもらい1年間有効のメンバーになります。そして、自分が好きな野菜や果物が最盛期になった時に、自由に農園に行き、好きなだけ収穫し購入し、持ち帰るのです。どんな野菜や果物が最盛期なのかの情報は、インターネットで調べることができます。値段はもちろんその時によって違いますが、レタス、ほうれん草やブロッコリーは、1ポンド(454グラム)が1ドル99セント。イチゴは2ドル99セントです。ちなみに、6月に収穫できる野菜は、さやえんどう、カリフラワー、ほうれん草、レタス、キャベツ、ブロッコリー。7月は桃、メロン、ラズベリー、とうもろこし、きゅうり、ズッキーニ、豆。 8月は桃、リンゴ、ネクタリン、メロン、ブラックベリー、ラズベリー、トマト、なすび、とうもろこし、ピーマン、きゅうり、ズッキーニなどが最盛期です。もちろん日本の野菜に比べたら、大味ですが、新鮮さは抜群です。 プリンストンにはリー・ターキー・ファームの他にも、大きなU-PICKの果樹園が数箇所あり、春にはイチゴ、夏にはブルーベリー、すいか、もも、秋にはリンゴ狩りが楽しめます。また、ハロウイーンが近くなると農園で、自分で好きなパンプキンを選ぶことができますよ。
◆ 有機野菜農園—Earth Friendly Organic Farm and Bed and Breakfast
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