特集 プリンストン通信 第10回 |
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第10回 花の祭典! フィラデルフィア・フラワー・ショー 2話
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。こんにちは、高木です!
前回に引き続き「花の祭典」についてお届けします。
■セントポーリアの会
セントポーリアが大好きな人の会で、小ぶりのかわいらしいセントポーリアをあまり華美にならないようさりげなく展示してあり、ほっとするような家庭的なブースです。室内で手軽に栽培を楽しめるので人気があります。スミレに似たセントポーリアの葉色は紫、青、白などがあり、花を愛する心を養ってくれます。

■日本
日本の影響も多くのブースでみられます。盆栽といけばな。
盆栽専門のショップもぼちぼち増えてきたこのごろ、盆栽教室などもあります。いけばなは、池坊、小原流、草月流などの各派その作品を展示。盆栽教室も各地にあり、すそ野も広がっています。いけばなインターナショナル協会も国際的に活動をしており、今年はアメリカではサンフランシスコ、ヨーロッパではパリで年次総会が開かれます。
アメリカ人のつくったちょっぴり異国情緒のある盆栽
■画家
花をテーマにした有名な画家、ティモシー・マーティンの展示もあります。

椅子を花で飾ったり、ピアノを花であしらった絵。ティモシー・マーティンの絵はニューヨーク五番街の有名宝飾店のティファニーに展示されています。ピアノの名門、スタインウエイも花で飾られたピアノの絵をティモシー・マーティンに依頼して全米を巡回しています。フラワーショーではティモシー・マーティンも出席してファンの集いを開催。

■コンテスト
コンテストで入賞したフラワーアレンジメントはさすがに多くに人々をくぎづけにします。
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- 大胆なラインと、暖色と寒色の対比が素晴らしいとの評価のマルガレットセラーニさんの作品。レモンやヤシもつかっています。

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- スーザン・エシックさんの作品は、黒の背景に、渦巻きの模様の花瓶。ハナミズキとオーキッドがみずみずしい。

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- スザンヌ・バウムさんの一等賞の作品。ダイナミックな申し分のない作品との評価。

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- ジュディー・フッハカーの作品はカラリリーを使い、マスター、巨匠と形容されています。

ことしのフラワーショーは、花と音楽の調和が素晴らしい祭典でした……。来年はイタリアがテーマ!フィレンツエやローマにちなむ演出が楽しみです。カンツオーネが歌われ、イタリアワインに酔い、イタリア直送の花に感動するのでしょうか。文化と歴史の国、イタリアがどう花咲くのか。生きる喜びと生命力のイタリアに期待しましょう。皆さんも機会があれば是非2009年のフラワーショーにお越しください!
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