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特集 プリンストン通信 第8回
プリンストン通信

第8回 マンハッタンのハーレムを訪ねて 「ハーレムのピカソ フランコ・ザ・グレート」3話

こんにちは、I・E・Iプリンストン支社の裕子です。
今回は前回に引き続き、フランコさんのインタビューをお届けします。
■今まで描かれたシャッターの絵の中でお好きな絵はどれですか?そして、その絵はまだ125丁目に残っていますか?

私が一番気に入っているのは、「Harmony Among the Races」、[Think Positive]、「The Planting of a Seed]、この3つの作品です。この3つの絵は、私の思想を表現したものです。他の絵は遠くにあり、ハーレムからは遠くて見に行くことはできません。


[Harmony Among the Races]
「Harmony Among the Races」
これは、白人、黒人、黄色人の3人の子供が抱き合っている姿をモチーフに、背景に茶色、白、黒を用いて、「異人種の調和」という私の思想を表現した絵です。 この絵のインスピレーションは、実は日本人がくれたのですよ。1980年代、当時ハーレムは怖い場所と思われ、誰も投資する人もありませんでした。にもかかわらず、日本人やドイツ人はハーレムの有名なクラブ[コットン・クラブ]の周囲を買収ようとしていました。私たちハーレムに住む黒人はそれを阻止しようとしましたが、土地を確保するお金がありません。そこで、この「人種が違っても調和を保つ」という理想を表現した絵を描いたのです。


[Think Positive]
[Think Positive]
これは、「将来に向って建設的に、楽観的に考える」ということを象徴した絵で、最初に描いたシャッターの内の一つです。「いつも将来に希望をもって生きていくと、人生の扉が開かれる」という意味を込めています。銀行の金庫の扉のむこう側には、多くの可能性が待っている。自分の心の扉を開けば、無限の可能性が広がるのです。

「The Planting of a Seed]
もうこの絵のシャッターは存在しませんが、絵に込めたのは、「人は置かれた場所で誰もが花を咲かすべきだ」というメッセージです。はじめはよそ者だった私もハーレムに種をまき、木の根をはり、町の一部となり、そして花を咲かせたのです。

[The Planting of a Seed]
■シャッターに絵を描かれる時は、誰がテーマを決めるのですか?

シャッターに絵を描き始めた当時は、すべて自分でテーマを決めていました。
お店のオーナーからは特にテーマの提案はありませんでした。彼らの商売は、太陽が上がってから始まり、私が絵を描くのは、商売が終わってシャッターを閉めてからなので、私がその場の雰囲気を考えて絵を描いています。将来いつか125丁目が[フランコの大通り]と命名される日が来ることを願っています。
■日本には何回も訪問されたそうですが、どこが一番お好きですか?そして日本で絵を描かれる時は、どのようなテーマを描きたいですか?

日本を訪問することはずっと夢でした。ですから1988年に初めて訪問した時はちっとも驚きませんでした。今までに20回は訪問しています。最初の仕事は横浜でした。一番好きな場所は銀座と九州の福岡です。日本の人々は大変歓待してくださり、とてもよい思い出となっています。そして、何度も訪れるうちに日本語と日本の習慣が大好きになりました。

日本で仕事をしている時は、黒人のテーマを黒人のスタイルで描きます。若い日本人は黒人の文化を真似しようとしています。私は黒人と日本人の慣習の橋渡し役となることができとても幸いです。私が日本について尊敬するのは、日本人は古いものの良さを守りながらも新しいものを受け入れることができるということです。
インタビューを終えて:

今回のフランコさんとの大変貴重なインタビューで私の心に特に残った2つの事があります。
その一つは、フランコさんもお好きな、「Think Positive」ということです。このメッセージには本当に励まされました。日本の「いじめ」に悩む子供たちや学校がいやになり登校拒否をしている子供達にぜひ聞いていただきたい力強いメッセージです。

フランコさん自身、2・3歳の時に転落し頭を打ったことで数年間、言葉を失っています。再び自分で言葉を取り戻すまで、周囲から見放された孤独な人生を送られてきたのです。しかし、その苦難をひるがえし、努力をして、積極的に将来を信じて生きてこられました。フランコさんは美術学校で専門の訓練を受けてはいませんが、あらゆるジャンルで、素晴らしい絵を描かれています。「田舎のお医者と同じで、いろんな病気を治療しなくてはいけないのと同じですよ。」と笑っていらっしゃいました。そして「私のビジネスは人です。」と、心の底から人間を信じ、積極的な信念を持って生きていらっしゃるのです。

もう一つは、お話を伺いながら頭に浮かんだ「継続は力なり」という言葉です。
25年以上もの長い間、毎日、雪の日も雨の日も、暑い夏も外で絵を描いていらっしゃいます。
ときどき、若い女性が彼をみて、「え、私が子供の頃絵を描いていらしたあのフランコさんですか?まだずっと描いていらっしゃるのですか?」と言われるそうです。
そして、海外旅行が何ヶ月にもわたり、フランコさんの姿がハーレムで見かけられないと、みんなはフランコさんが亡くなられたのではないかと心配するそうです。ですから、あまり長期間は不在できないとユーモアたっぷりに話しておられました。

そして最後に、フランコさんの奥様は日本人で、フランコさんは今、日本語を勉強中です。
スタジオの壁には日本語の表現が書かれ、日本語を学ぼうとしていらっしゃる様子が伺えました。
外国語を学ぶのも「継続は力なり」、本当に大切なことですね!!

ぜひフランコさんのホームページをご覧ください。
http://www.francothegreat.com

そして、もしニューヨークにいらっしゃる時は、是非ハーレムに足を伸ばして、フランコさんを訪ねて下さい!!!
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