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第16回≪ I 第17回 I ≫第18回 ラスベガス・トレードショーに参加して ジル・ケラーマンIEIの皆さんこんにちは!!アメリカのIEIコーポレーションのスタッフのジルです。仕事の一環として新商品の展示会に参加するのですが、その中でもとてもエキサイティングなラスベガスのアパレル・アクセサリー展示会に参加してきました。 きっと日本のお客様も、ラスベガスはギャンブルの街としてご存知だと思います。 ラスベガスはアメリカの西部に位置し、5月から10月までは温暖な気温と低湿度に恵まれ冬も割りとしのぎ安い気候です。夏は41度にも上がりますが、湿度が低いのでべとつかず典型的な砂漠の気候です。私の滞在は2月でしたが、気温は14度と快適でした。 ラスベガスは1950年代から観光地として栄え、観光シーズンのみ人気がある場所でした。 では、私が2月16日から19日の間に参加したアパレル・アクセサリーショーについてお話します。9種類の展示会がありましたが、これは毎年2月と8月開催され、アパレルやアクセサリー、バッグ、靴の新商品、新ブランドが紹介される、アメリカでは最大の展示会です。
主なものはMAGIC(マジック)と呼ばれ、Men’s Apparel Guild in California(メンズ ギルド・イン・カリフォルニア)の略称で、1933年に男性ファッションの販売を促進しようと生まれたものです。今では男性ファッションだけでなく、女性、子供の洋服から靴、バッグ、アクセサリーを展示し、新商品、新トレンドが紹介されます。世界各国から10万人以上の参加者があり、伊勢丹、メーシーズ、バーニーズ、ウォルト・ディズニーなどのバイヤーは世界80カ国以上から参加し、アメリカでは一番古く、また最大の規模です。 ラスベガス・コンベンションセンターで開催されたマジックの展示会場に入った時はまったく驚きました。何しろ広大な会場、世界各国からの参加者、皆とても洗練されたファッションを身につけています。こんな巨大な展示会をどうしたら全て見ることができるか、ちょっと戸惑いましたが、幸い紳士服、女性、子供、アクセサリー、エコフレンドリーとカテゴリー別にうまく分かれているので、助かりました。このショーはすべてのカテゴリーをカバーしているので、百貨店のバイヤーやブティックの経営者にはぴったりのショーです。展示会場では、小さなファッションショーを実施しモデルを使って新作を紹介しています。マジックと呼ばれているように、雰囲気も非常に豪華で、音楽のリズムに乗って、モデルがダンスをし、お酒もサービスされています。
2番目の大きな展示会はWWINと呼ばれ,Women’s Wear in Nevada (ウイメンズ・ウエアー・イン・ネヴァタ)の略称です。これは、マジックとはまったく逆で、ビジネスオンリー。アパレル、アクセサリー、靴、バッグ、帽子、ジェエリー、ベルト、スカーフこの展示会に行けば女性用商品はすべて集まるといわれ、今年はすべての展示用ブースが売り切れ、記録的な人数の2500人のバイヤーが参加とのことでした。経済不況の不景気な話はここではまったく嘘のような雰囲気でした。とても良いと思ったのは会場の入り口に、各展示会社の主な新商品が壁に飾られ、人目で自分が探している商品と会社を見つけることが出来ることです。
次の3つの展示会、The Pool Show(プールショー), The Project Show(プロジェクトショー), ENK Show (ENKショー) は高級商品が展示され、新進気鋭のデザイナーの男性女性用のアパレル、靴、バッグの新作の展示会です。プロジェクトショーはマンダレー・ベイ・ホテルのコンベンションセンターで開催され、高級スポーツウエアーが中心です。マンダレー・ベイ・ホテルのテーマは南太平洋、ラスベガス屈指の大きさを誇るプールや、鮫が売り物の巨大な水族館があります。このような雰囲気のもとで開催された展示会は、若く美しいモデルが新作を紹介、まるで高級クラブや高級な劇場を思わせるようです。ウインホテルが会場のENKショーは、バッグ、アクセサリー、洋服も若い女性を対象にした高級ブランドが中心です。
次の3つの展示会は、ベニチアンホテルの宴会場で開催されました。「アクセサリーショー」はニューヨークでも年に4回開催されていますが、ラスベガスにはバイヤーが世界から集まる利点があるので、今年から開始されたとか。また、ニューヨークと違い、ベネチアンホテルの豪華な雰囲気につつまれ、展示されている商品も一段と華やかに見えます。 最後のショーは、WIMYM (When You Move I Move)とよばれ、有名なカジノのシーザーズパレスで開催。 今アメリカでも日本でも人気がある刺青師、エド・ハーディーの刺青のデザインをイタリア人のデザイナーが洋服、アクセサリー、靴、時計、帽子などにアレンジし、一躍話題となったエド・ハーディーコレクションすばらしいショーです。 出品展示している会社の人たちの話しでは、主催者側は、バイヤーの参加数と受注にとても満足しているそうです。もちろん、現在の経済状況の影響で、受注金額は去年より低いという報告もありますが、展示会社は値段を下げたり、送料を無料にするとかより魅力的な条件を提供し商談をまとめる努力をしていました。 私はニューヨークやフィラデルフィアのショーにはよく参加するのですが、今回の展示会との大きな違いは、バイヤーフレンドリーだということです。展示側がバイヤーに親切で、新しい商談に大変乗り気があり、積極的に商取引を決めようと、セールスパーソンも、あるいはデザイナー自身にも直接話しが出来たということです。また、ニューヨークでは見つけられない商品やデザイナーにも会うことができ、大変有益でした。やはり、ファッションを売るには豪華な雰囲気は大切なのですね。 第16回≪ I 第17回 I ≫第18回 |
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